Jan 16, 2011
電話代行以外の効果
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11日で発生から2カ月となった東日本大震災。地震が起きた午後2時46分に合わせ、各地で黙とうがささげられた。被災者らは、犠牲となった人の冥福を祈るとともに、復興への誓いを心に刻んだ。一方、東京電力福島第1原発事故も重なった福島県。教育現場の混乱は今も続き、保護者や学校関係者からの訴えは切実だ。
◇屋外活動制限 福島市立渡利中
青空に恵まれているにもかかわらず、校庭に生徒の姿はない。福島駅の南東約2キロにある福島市立渡利中学校。午後3時すぎ、通常なら野球、サッカー部員らが活動する頃だ。
一歩、校舎内に入ると、廊下でジャージー姿の女子バレーボール部の生徒が準備運動をしていた。「一、二、三、四……」と元気のいい声が聞こえる。幅3メートル程度の廊下は、運動するには窮屈そうだ。
体育館では女子ソフトボール部が練習中だった。この日は、館内を分け合って活動する予定だった野球部が譲ってくれた。コート全面を使って約1時間、ボール代わりにバドミントンのシャトルコックをバットで打ち、キャッチボールをして汗を流した。
主将を務める3年生の箱崎栞莉(しおり)さん(14)は「本当は外で思い切り体を動かしたい」。顧問の岩野貴夫教諭(33)は「3年生は7月に最後の大会があるので、少し焦りがある。本当は伸び伸びとやらせてあげたいのですが……」ともどかしそうだ。
東京電力福島第1原発から30キロ圏内と計画的避難区域にある学校では現在、授業は行われていない。渡利中は授業が行われている学校では唯一、放射線量が屋外活動を制限する国の基準値(毎時3.8マイクロシーベルト)を上回っている。
4月中旬から部活動を再開したが、屋外で活動する運動部は交代で体育館を使う。登下校は洗濯しやすいジャージーで、マスクをする生徒も目立つ。斎藤嘉則校長(59)は「保護者から毎日、放射線について問い合わせがある」と疲れた表情を見せた。これなに?トラック・・・買取がおすすめ
こうした状況は渡利中に限ったことではない。渡利中以外で基準を超えた12校・園の線量は下がったものの、福島市や郡山市では、校庭から通常より高い放射線量が検出され、屋外活動制限を余儀なくされている。
さらに、内閣官房参与が国の基準に異論を唱えて辞任したことが、教育現場の混乱に拍車をかけた。保護者からは国の基準を不安視する声も上がる。自治体や教育委員会に独自の基準策定を求める声も寄せられている。郡山市や伊達市では表土を除去したが、除去した土は校庭に残されたままだ。
ただ、8日に福島市で行われた放射線量低減に向けた調査では、表土と下層の土を入れ替える工法で放射線量が10分の1以下に下がることが確認された。「子供たちの日常を取り戻すためにも、国には一日も早く対策を実行してもらいたい」。斎藤校長の訴えは切実だ。
県教委によると、避難に伴って県外に転校した児童生徒は4月22日現在で▽小学校5279人▽中学校1857人▽高校881人−−に上る。授業再開の見通しが立っていない小中学校は▽警戒区域17校▽計画的避難区域4校▽緊急時避難準備区域2校。第1原発から半径30キロ圏内の高校8校については、県教委が他校の教室などを借りて授業する「サテライト校」を9日から始めた。多数の児童・生徒が通常とは全く異なる学校生活を強いられている。【松本惇】
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東京電力福島第1原発から半径20キロ圏内の警戒区域に残されたペットの“救出作戦”が11日始まった。福島県川内村で保護された犬や猫は、立ち入り禁止から約3週間ぶりに、福島市内の施設に安住のすみかを見つけた。ただ、避難所生活の飼い主への受け渡しには時間がかかるため、続々と保護されるペットらの管理が今後の課題となりそうだ。(是永桂一)
警戒区域に入った県職員らによると、鎖を外された犬は一部野犬化し、特にやせた様子もなく、元気に町内を走り回っていた。最初のうちは人間を警戒し、餌をあげても食べなかったという。しかし、一時帰宅した住民の話によると、部屋で飼われていた猫や、鎖でつながれたままの犬の中には、死んだものもいたという。
10日に行われた一時帰宅で犬9匹と猫3匹が、11日の救出作戦で犬2匹と猫2匹が保護されるなど、これまでに警戒区域内から保護されたペットは犬39匹、猫7匹にのぼる。犬と猫は福島市中心部から30分ほどにある50平方メートルほどの古びた倉庫に一時避難。このうち、飼い主に引き渡されたのは犬1匹だけだ。
飼育担当者によると、ペットの健康状態に異常はないものの、川内村から救出された子犬1匹は、ストレスからか与えられた餌をもどすため、脱水状態に陥る危険もあるという。
一時帰宅では、ペットを連れ出すことは禁止され、連れ出し希望者はペットを庭先などにつなぎ留めておくなどして、救出を申請。後日、県職員らが現地に行って連れ出す手段が取られている。救出後は、獣医師による健康診断を受けて飼い主に引き渡されるが、避難所で飼い主が引き取れない場合は、しばらくの間、施設で無料飼育する。
福島県によると、警戒区域内では約5800匹以上の犬が登録されており、登録の必要のない猫を含めると1万匹以上のペットが飼われていたとみられる。立ち入り禁止以降、「どれほどのペットが無事かは把握していない」(県保健福祉部)という。
現在、国や県が管理する警戒区域内のペットの保護施設は1カ所だけだ。一時避難や計画避難が本格化した場合、警戒区域に取り残されたペットを保護する施設に余裕はない。県の担当者は「続々と保護されるペットは増えていく。意外と知らない盆栽の123安心してペットを預かるため第三者の受け入れ先なども検討していく必要もある」と頭を悩ませる。
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